神社での初詣の基礎知識

パワースポット

パワースポット

日本は非常に特殊な宗教観を持った国です。
正月には神棚を拝み、結婚式では教会を使い、葬式は仏教に頼り、クリスマスやハロウィーンまで楽しむなんていう国は、他にはなかなか存在していません。
これは日本から生まれた宗教である「神道」が非常に特殊な宗教であることが関係しています。
神道に於いては、様々なものに神が宿るとされており、多くの神様を同時に拝むということが全く問題がありません。

その関係で、他国の宗教の神様すら神道の神様と同じように扱うことが出来る文化的土壌が築かれてきたと言います。
ただ、やはり宗教によってルールやマナーには違いがあるため、ここではこの「神道」の神殿である「神社」への参詣の方法について紹介しましょう。
これまであまり神社に行ったことがなかったという人も、一度行ってみると感じ方が変わることもあります。
スピリチュアルな雰囲気を感じる、とまでは断言しませんが、やはりどこか荘厳で静謐な雰囲気を感じることができるでしょう。

神社の参詣ルールとして、まずは「道や階段の歩き方」について紹介します。
多くの神社は山の上や坂の上などの高所にあるため、参詣をするためには階段を登っていくことになりますが、この時「階段の真ん中」は歩かないのがルールです。
というのも、階段や道の真ん中というのは「神様の通り道」であり、人間が通るためのものではないと考えられているためです。

基本的な参拝の仕方

道や階段の端を通って境内までたどり着いたら、参拝を行うことになります。
この参拝も特殊な手順が存在しているため、これを覚えて置くと良いでしょう。
実は多くの神社は御手水の当たりに参拝の仕方などが記載されているのですが、その場で立ち止まってみにくい場合もあるため、予め知っておいた方が便利です。

まず最初に、手水でのお清めを行います。
お清めの順番は左手、右手、口の順番です。
口には直接柄杓を付けないようにしましょう。

賽銭箱の上に設置されている鈴は、一度だけ鳴らすようにします。
それからお賽銭を投げ入れて、二礼二拍手一礼をします。

この「拍手」は右手の方がわずかに上になるように合わせるのが一般的です。
そしてお祈りが終わったら、門前でもう一度礼をして帰ります。
ただ、神社によっては「二礼二拍手一礼」ではないのが正式な方法となっている場合もあるので確認が必要です。
>>神社での参拝方法について

こちらの質問を見てみると、出雲大社などの一部の神社においては二礼四拍手一礼が作法となっていると紹介されています。
伊勢神宮でも通常と違う拍手の回数を取ることがありますが、一般参詣者については通常通り二礼二拍手一礼でも問題はありません。

同質問内ではより詳しく二礼四拍手一礼になった経緯が紹介されているサイトも紹介されています。
実際に参拝をする前に、歴史を知るとより一層神社を楽しむことが出来るでしょう。