「クエン酸」の掃除力を解説

キッチン

食べ物に入っているだけではない

クエン酸、という名前を聞いたことがある人は多いかと思います。
よくクエン酸の入っている飲料などが販売されていますが、そもそもこの「クエン酸」というのはどのような物質のことを言うのでしょうか。
まずはクエン酸の性質について簡単に紹介します。

クエン酸は漢字で書くと「枸櫞酸」となります。
この枸櫞というのはレモンの一種である果物のことを指しており、クエン酸というのもこの枸櫞に含まれている成分のことを指しています。
枸櫞だけではなくオレンジなどの柑橘類にも多く含まれており、「酸っぱさ」を作り出す成分の1つとして知られています。
ただ、一般的には柑橘類からではなく、サツマイモでんぷんなどから作られているケースが多いようです。

さて、そんなクエン酸は通常は食用に使われますが、実は他にも用途があります。
それが「掃除」のために使用するというものです。

クエン酸でお掃除

それでは、クエン酸を掃除に使うための方法について紹介します。
クエン酸は「弱酸性」の物質であるため、アルカリ性を持っている汚れを落とすのに適しています。
では、場所ごとにクエン酸を掃除に使う方法について紹介します。

まずは、リビングの掃除についてです。
リビングの掃除の際には、表面についている汚れを取り除くのに使うことが出来ます。
スプレーでクエン酸を吹き付けて、雑巾で拭き取るようにすると汚れを取ることが出来ます。
また、クッション類などに吹きかけると消臭の効果があるため、そういった目的で利用することも出来ます。

次に、キッチンの掃除についてです。
水垢類はアルカリ性であるため、クエン酸で落とすのに適しています。
こちらの場合は粉末のままふりかけてこするようにすると、汚れを落としやすくなります。
また、電気ポットやケトルなどの掃除のためにもクエン酸を溶かした水を入れることで利用出来ます。

最後に、お風呂場の掃除についてです。
こちらもやはり水垢の掃除のために利用することができます。
石鹸置き場などの汚れも取りやすいため、様々な場所にクエン酸が活躍してくれることでしょう。