就職祝いのマナー

スケジュール張

就職祝いについて

就職祝いは学校から初めて就職したときだけでなく、何回目であっても就職祝いを贈ることができます。
ただし何回も就職、退職を繰り返している人の場合は、あまりおおげさにしない方が良いことも多く、最初の就職祝いだけ贈るという場合も多いようです。
就職祝いには社会人としのスタートを祝うという意味合いも兼ねています。

お祝い金の場合

お祝いをお金で贈るときにはのし袋に入れますが、水引は赤白、金銀、赤銀のもので蝶結びタイプを使用します。
就職の場合は何回でもより良い仕事に恵まれることもあるので、何度でもおめでたいという意味の蝶結びとなります。
相場は子供や孫の場合は3万~5万程度、兄弟姉妹の場合は5000円~1万円程度、親せきの場合は1~3万円程度と言われています。

ただし子供や孫、兄弟姉妹などの就職祝いはお金より品物の方が多い傾向があるようです。
社会人の第1歩のお祝いとして、記念に残るものを贈ることも多くなります。

プレゼントで注意すること

就職祝いというと、万年筆や時計などが定番ですが、万年筆は「まじめに働きなさい」、時計は「時間をまもりなさい、スケジュール管理をきちんとしなさい」という上から目線を感じる商品でもあると言われています。
そのためお父さんからのプレゼントだったりすると、逆に命令されているように感じることもあると言われているのです。

そのため例えば万年筆を贈るときに、「お父さんもおじいちゃんから就職祝いにもらって、とても嬉しかったから」というような言葉を添えるなど、上から目線でないことを伝えるといいのではないでしょうか。
このような一言をつけることで、上から目線ではなく自分と同じ立場になってプレゼントしてくれたと素直に受け取ることができるはずです。

逆に時計のプレゼントを渡すときに「これからは社会人なのだから、スケジュール管理もしっかりして、時間も守るようにするんだぞ」というようなコメント付きで渡すことは絶対に避けましょう。
これではせっかくの嬉しいはずのプレゼントも、気分が重くなってしまいます。

就職祝いの人気贈り物

就職祝いはやはり社会人になるお祝いでもあるので、身近なもので毎日使うものが人気です。
例えば時計、万年筆、財布、小銭入れ、皮カバー付き手帳、名刺入れ、傘、靴、スーツ、スマホケース、ベルト、ハンカチなどがあります。
スーツや靴、ベルトなどは家族からのプレゼントがほとんどです。

贈るものに迷ったときには

就職祝いを贈るときに何か記念になるものをと思っても、世代が違ったりするとどのようなものが良いのか分かりません。
特に現代はものが溢れている時代なので、人それぞれ好みもそれぞれなので、なかなか好きなものが把握しにくくいと言われています。
そんなときには贈られる方が好きなものを選べるカタログプレゼントを利用されることをお勧めします。