バイアグラジェネリックの使用方法や入手ルートには注意が必要

薬(イメージ)

世界初のED治療薬として十数年間人気を博しているバイアグラ。その特許期間も過ぎ、2014年にはジェネリック薬製造販売が開始されました。ジェネリックは先発品で長い研究期間と莫大なコストがかかった開発費をかけないで済むので、先発品よりも安く流通することができます。できるだけ安く購入したいと思う人が増え、今では通販で売買されている海外製のジェネリックもありますがこれについては要注意です。ここでは、バイアグラジェネリックの使用方法や入手方法について注意すべきことを解説しています。

バイアグラジェネリックと先発品との違い

ジェネリックとは先発薬と同じ有効成分を含む薬のことです。有効成分は同一のものがつかわれるので、効き目も同じです。もちろんジェネリックの製造にあたっては厳しい審査が課されます。先発薬とほぼ同一の効果を持つ者のみがジェネリックとして認可されています。

しかし、ジェネリックは安さを考慮して先発薬にない添加物をいれたり、異なるコーティングをしたりと製薬会社独自の改良が加えられています。そのため、若干違いが現れることも。つまり100%先発薬とジェネリックの効果が同じであるとは言い切れないのです。

バイアグラジェネリックのメリット

バイアグラジェネリックのメリットはその価格の安さです。というのも薬を開発するには莫大な時間と費用がかかります。実際に厚生労働省から認可を受けて一般市場に出回るようになるまでには、数百億以上の費用がかかるといわれています。そのため、先発薬は開発にかかった費用も上乗せされているのです。一方、後発薬のジェネリックはその分の費用を省いて薬を作ることができます。すでに、効果や安全性が証明された成分を使用できるため、開発に必要な費用は、先発薬の比ではありません。

その結果ジェネリックは先発薬よりも安い価格で販売できるのです。

  • 先発品のバイアグラ……1錠1500円(50㎎)程度
  • ジェネリックバイアグラ……1錠あたり900円程度

バイアグラジェネリックの入手方法

バイアグラジェネリックを入手するには2つあります。

ひとつ目は、日本国内で厚生労働省の承認を受けた正規のバイアグラジェネリックを入手するには、医療機関を受診し、医師から処方を受けるしかありません。

ふたつ目は、厚生労働省の承認を受けていない海外製バイアグラジェネリックならば、医師の処方は不要で、インターネット通販を通じて個人で輸入することとが可能です。

国内より海外製の方が圧倒的に安いため、メリットが高いように思えますが、海外製のバイアグラジェネリックは注意すべきことが多々あり注意が必要です。

海外製ジェネリックED治療薬の危険性

通販を通して個人輸入する海外製ジェネリックには危険が潜んでいます。というのも日本国内で流通している海外製ジェネリックは偽物も多く含まれているからです。

特にED治療薬の偽物は多く存在し、有効成分表示がないばかりか、健康を害する成分が含まれていることもあります。

国内ED治療製薬会社が4社合同で行った調査によると海外製ジェネリックは40%がまがい物であったとのこと。
過去には健康被害を被ったケースも報告されています。

正規のバイアグラジェネリックを通販で購入する方法

上記に正規のバイアグラジェネリックを入手するには、医療機関を通じて処方してもらうしかありませんとお伝えしました。しかしながら、費用のことだけでなく、近くに通院できるED治療クリニックがなかったり、処方してくれる医療機関がない場合もありますよね。そのような場合は、オンラインで処方が可能なクリニックを選択してみてはいかがでしょうか。

ED治療オンライン処方・通販

ただし、このオンライン処方は、昨今の新型コロナウィルス対策の一環でもあり、予告なく停止してします場合もあるそうです。クリニックに問い合わせて必ず確認してみましょう。

まとめ

バイアグラジェネリックは先発品より価格が安く、効果もほぼ一緒です。気をつけたいのは、ジェネリックを名乗る偽造品です。
国内の通販には、海外製の偽物が大量に入り込んでいます。中には健康を害するものもあるので、必ず医師の処方を受けて使用しましょう。