白さ復活!衣類の黄ばみの原因と汚れを落とす方法

ストライプのシャツ

黄ばみは洗濯していても出てきてしまう

普通にきちんと洗濯をしているのに、だんだん襟や脇などが黄ばんでくることがあります。
また去年きちんと洗って、しまっておいた洋服や下着が、今年また着ようと思って出してみると、すごい黄ばみが出ていたという体験をされた方多いと思います。
そんな黄ばみの原因を探り、予防や落とし方法を知っておきましょう。

黄ばみの原因は?

黄ばみの原因は、主に繊維の奥に詰まってしまった皮脂と言われています。
皮脂が残ってしまうと時間とともに酸化し、黄ばんでしまうのです。
そのため襟もとや脇、袖口などが黄ばみやすくなります。

またワキガの場合は、より一段と黄ばみが強くなります。
この場合は単なる皮脂だけでなく、ワキガ汗が出るアポクリン汗腺に含まれているいろいろな成分の中の1つであるリポフスチンという色素が関係しています。
そのため一般の皮脂による黄ばみとリポフスチン色素の黄ばみのダブルで、より濃い黄ばみになってしまうことがあるのです。

黄ばみはなかなか元から取れない

黄ばみの原因である皮脂を、繊維の細かい網目から取り除くためには、洗濯機ではなかなか取れません。
逆に洗濯機では冷たい水で洗うことになるので、ますます皮脂は固まって取れにくい状態になってしまうのです。

またクリニーングに出しても黄ばみがなかなか取れなかったり、1年たって着ようとしたところ、すごい黄ばみが出ていたといことがあります。
実はクリーニングでも洗った後に黄ばみが一応消えていれば、それ以上繊維に絡んだ皮脂があっても、それを取ってくれるわけではありません。
そしてドライクリニーングの場合は、皮脂に含まれている脂分だけを取るため、残ってしまったタンパク質が酸化して黄ばみの原因になってしまうのです。

黄ばみの取り方

黄ばみを元からしっかり取るためには、まず酸素系漂白剤の粉末タイプを大さじ2分の1、台所用の液体洗剤を大さじ1、そこに水を大さじ2を1つの容器に入れ、泡立つまでしっかり混ぜて洗浄液を作ります。
これを黄ばんだところの繊維の目に届くように歯ブラシなどで擦り付け、1分程度そのままにしておき、その後普通に洗濯機で洗剤を入れて洗濯するだけでOKです。

それでもすっきりしないときには、気になる部分を中心に40度のお湯に10分ほどつけておき、軽くしぼり、そこに作った洗浄液を歯ブラシで擦りつけ1分放置後、普通に洗濯機で洗濯するとよりすっきり落ちます。
また全体的に黄ばみがあるときには、作った洗浄液を2リットルの40度のお湯に入れて洋服を10分程度つけ込み、それから洗濯機で普通に洗濯をしましょう。

1カ月に1回ほどこのような黄ばみ対策を行っていると黄ばみのない状態を保つことができます。
ワキガの黄ばみもこの方法で落とせますが、ワキガの場合は毎回洗濯をするときに臭いを落とすことも必要になります。
そのため40度のお湯500mLに対して重層大さじ1の割合で溶かし、そこに20分程度つけ込んだ後、普通に洗濯機に洗剤を入れて洗濯をしましょう。

毎日このようにやっていれば、特に洗浄液を作らなくても黄ばみも残りずらく、ワキガ臭対策にもなります。
これは加齢臭のお父さんのワイシャツの襟や枕カバーの消臭や黄ばみ対策になります。
その上で黄ばみが取れないときには、ご紹介した洗浄液を使用してみましょう。