注目のココナッツオイルの効果とは

ココナッツ・ヤシの木

油の種類

料理において「油」を使う機会というのはかなり多いのではないでしょうか。
そんな時に利用される油にも様々な種類があります。
例えば「サラダ油」や「菜種油」、他にも「オリーブオイル」や「ごま油」などが一般的な種類と言えるでしょう。
そんなオイル界隈の中で、最近注目を集めているのが「ココナッツオイル」です。

ココナッツから絞られた油であるココナッツオイルは、日本国内でもスーパーマーケットなどで見かけます。
それでは、なぜこのココナッツオイルが注目を集めるようになっているのでしょうか、その理由について紐解いてみましょう。

まずは「カロリー」についてですが、これは前述の他の油とそれほど大きな違いがあるわけではありません。
ココナッツオイルの平均的なカロリーは100グラムにつき921キロカロリーと、実に油らしいカロリーを持っています。
これだけを見るとあまりヘルシーな油ではないように見えますが、実は違っている点はカロリー以外の部分にあります。

そのポイントとなっているのが「中鎖脂肪酸」と呼ばれる物質です。
ココナッツオイルにはこの中鎖脂肪酸が含まれているのですが、この物質は脂肪酸でありながら体内で脂肪として合成されることがないという特徴を持っています。
また、肝臓で効率良く分解されてエネルギーとなる性質を持っているため、消費される速度が早いというのもポイントです。

若返り効果まで?

ココナッツオイルが注目を集めているもう一つの理由と言えるのが「若返り効果」です。
いわゆるアンチエイジングというものですが、このココナッツオイルにもそういった効果があると言われています。
ココナッツオイルを摂取すると体内で「ケトン体」と呼ばれる物質が多く発生するようになります。
このケトン体が発生している状態は人体に取って「危険信号」を感じさせるものとなるため、それに対抗するように抵抗力を高めることでアンチエイジングの効果が発揮されると考えられています。

それでは、ココナッツオイルはどのようにして普段の料理に取り入れていくのが良いのでしょうか。
通常のオイルに比べて甘い香りがあるため、使う料理についてはある程度限られてきます。
甘みがあっても違和感がない、例えばトーストを作る場合や、お菓子を作る場合に使うのが良いでしょう。